便秘だから・・
父が苦しそうに寝込んでいました。
説得して夜の病院へ行きました。
なんとなく原因はわかっていましたが。
同棲中らしきカップルが同時に病院に到着しました。
彼女は車椅子にのり、かかとから大量の血が流れています。
でも、私がそれ以上に気になったのは、彼のほうです。
ハァハァとひどくだるそうです。
なんだろうと不思議にみていると、
「この人、39度の熱が多分インフルエンザです!!」と叫ぶ彼女。
えっ?インフルエンザ・・・?!それはやばい。
マスクを忘れてしまったよ
「いや、俺は大丈夫です」と彼。
・・・いやいや。せっかく病院に来てるんだし
看護師さんの彼への説得が始まり、診察が決定しました。
やれやれよかったですね。
そうこうしている間に、父が血圧を測りに向かいました。
血圧計には、他の患者さんもやってきて4人でお見合い状態になりました。
そしてそこから、おきまりのゆずり合いが始まりました。
ゆずりゆずられた結果、結局一番年配者の父が一番をゲット。
血圧がいつもより高くて動揺する父。
続いて、夜の静まり返った待合室へ。
とにもかくにも、父はつらそうです。
それなのに、あとから来た患者さんたちが先に呼ばれて、
父の名前は一向に呼ばれません。
「ん~まさかねぇ。」と、ある思いがよぎった私。
ほぼ同時に、父が後ろの方でつぶやきました。
「どうせ・・・おれは後回しにされてるんだ・・・『便秘だから・・・』」
・・・(笑)
「私もそう思った!」とは、さすがに言えず
「ん~世の中きっといろいろあるんだよ。」と
自分でも意味不明な言葉を発し、一応なぐさめてみました。
そんな時「ピロピロピロピロ♪」と、
大音量で携帯電話が鳴りだしました。
まったく迷惑な!!とムッとしていると・・・
私のかばんの中から聞こえてくるではありませんか
一瞬パニックに陥りましたが、やっとわかりました。
父の携帯でした。携帯を私に預けていたのでした。
しかも、携帯ケースやらポーチやらに何重にも包まれた携帯。
その携帯までたどりつくのに、相当な時間がかかりました。
姉からの着信でした。ピッと止めました。
ふう~参ったなぁと胸を撫で下ろした次の瞬間、
「ポロンロンロン♪」続いて鳴り出したのは私の携帯。
わぁお~と、必死に止めました。
想像はつきました。きっと出ていれば姪っ子が、
『じいちゃんお誕生日おめでとう!』
と言っていたことでしょう。
この日は 父の誕生日 (笑)
でも残念ながらそれどころじゃありません。
『父、病院。べんぴ』と、静かに送信しました。
一人、慌てる私を、周りの人々は、迷惑そうに、
そして気の毒そうに見るのでした。
(父は後ろのベンチで横たわっていました。ちょっとうらやましかったです。)
さて、いよいよ待ちに待った診察がやってまいりました。
レントゲンをとり、私たちが望んだ、
「カンチョウ」が決行されることになりました。
私のイメージでは、ちょっとお局さま風のおばちゃん的な看護師さんを想像していましたが、出てきたのは、なんとかわいい看護師さん。
「では、行きましょう」と、
そのかわいい看護師さんに連れられていきました。
ちょっと、笑えました。
姉と母には、
「父は無事に、かわいい看護師さんにカンチョウされに行きました」
とメールしてみました。
診察室から出てきた父は「行ってくる!」とかっこよく上着を脱ぎすて、
トイレに駆け込んでいきました。
それから何十分待ったでしょう。
トイレから一向に出てくる気配のない父。
私は一体ここで何してればいいんだ・・・と、
仕方なく、先に会計を済ませ、薬局に向かい、
薬局のお姉さんと便秘について立ち話をしたりしてきました。
戻ってくると、満面の笑顔で父が座っていました。
「いや~。オリゴ糖便秘でおかげさまで、スッキリしました!」と。
思い出に残る、素敵な誕生日になったことでしょう
こんなくだらない日記を読んでくださってありがとうございました。
説得して夜の病院へ行きました。
なんとなく原因はわかっていましたが。
同棲中らしきカップルが同時に病院に到着しました。
彼女は車椅子にのり、かかとから大量の血が流れています。
でも、私がそれ以上に気になったのは、彼のほうです。
ハァハァとひどくだるそうです。
なんだろうと不思議にみていると、
「この人、39度の熱が多分インフルエンザです!!」と叫ぶ彼女。
えっ?インフルエンザ・・・?!それはやばい。
マスクを忘れてしまったよ
「いや、俺は大丈夫です」と彼。
・・・いやいや。せっかく病院に来てるんだし
看護師さんの彼への説得が始まり、診察が決定しました。
やれやれよかったですね。
そうこうしている間に、父が血圧を測りに向かいました。
血圧計には、他の患者さんもやってきて4人でお見合い状態になりました。
そしてそこから、おきまりのゆずり合いが始まりました。
ゆずりゆずられた結果、結局一番年配者の父が一番をゲット。
血圧がいつもより高くて動揺する父。
続いて、夜の静まり返った待合室へ。
とにもかくにも、父はつらそうです。
それなのに、あとから来た患者さんたちが先に呼ばれて、
父の名前は一向に呼ばれません。
「ん~まさかねぇ。」と、ある思いがよぎった私。
ほぼ同時に、父が後ろの方でつぶやきました。
「どうせ・・・おれは後回しにされてるんだ・・・『便秘だから・・・』」
・・・(笑)
「私もそう思った!」とは、さすがに言えず
「ん~世の中きっといろいろあるんだよ。」と
自分でも意味不明な言葉を発し、一応なぐさめてみました。
そんな時「ピロピロピロピロ♪」と、
大音量で携帯電話が鳴りだしました。
まったく迷惑な!!とムッとしていると・・・
私のかばんの中から聞こえてくるではありませんか
一瞬パニックに陥りましたが、やっとわかりました。
父の携帯でした。携帯を私に預けていたのでした。
しかも、携帯ケースやらポーチやらに何重にも包まれた携帯。
その携帯までたどりつくのに、相当な時間がかかりました。
姉からの着信でした。ピッと止めました。
ふう~参ったなぁと胸を撫で下ろした次の瞬間、
「ポロンロンロン♪」続いて鳴り出したのは私の携帯。
わぁお~と、必死に止めました。
想像はつきました。きっと出ていれば姪っ子が、
『じいちゃんお誕生日おめでとう!』
と言っていたことでしょう。
この日は 父の誕生日 (笑)
でも残念ながらそれどころじゃありません。
『父、病院。べんぴ』と、静かに送信しました。
一人、慌てる私を、周りの人々は、迷惑そうに、
そして気の毒そうに見るのでした。
(父は後ろのベンチで横たわっていました。ちょっとうらやましかったです。)
さて、いよいよ待ちに待った診察がやってまいりました。
レントゲンをとり、私たちが望んだ、
「カンチョウ」が決行されることになりました。
私のイメージでは、ちょっとお局さま風のおばちゃん的な看護師さんを想像していましたが、出てきたのは、なんとかわいい看護師さん。
「では、行きましょう」と、
そのかわいい看護師さんに連れられていきました。
ちょっと、笑えました。
姉と母には、
「父は無事に、かわいい看護師さんにカンチョウされに行きました」
とメールしてみました。
診察室から出てきた父は「行ってくる!」とかっこよく上着を脱ぎすて、
トイレに駆け込んでいきました。
それから何十分待ったでしょう。
トイレから一向に出てくる気配のない父。
私は一体ここで何してればいいんだ・・・と、
仕方なく、先に会計を済ませ、薬局に向かい、
薬局のお姉さんと便秘について立ち話をしたりしてきました。
戻ってくると、満面の笑顔で父が座っていました。
「いや~。オリゴ糖便秘でおかげさまで、スッキリしました!」と。
思い出に残る、素敵な誕生日になったことでしょう
こんなくだらない日記を読んでくださってありがとうございました。